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ようにしておく。また、STCも反時計方向一杯に回しておいて、全く抑制していない状態にしておく。
(3)同調メーターを見ながら同調つまみをゆっくり回し、その振れが最大(最小)になるようにセットする。
(4)輝度調整つまみをゆっくり回し、わずかにスイープが見えだす点にセットする。
(5)利得調整つまみをゆっくり時計方向に回し、映像が現れ、さらにわずかにノイズが現れだす、その寸前にセットする。
(6)最後にSTCつまみを時計方向にゆっくり回し、小物標(例えばブイや小舟)が海面反射の中で識別され、かつ、それが消える寸前より少し手前の所にセットする。
以上で最良点が得られるが、この調整は昼間と夜間とでは明るさが異なり、また、海面反射が強い時のSTCや利得の調整には十分な注意が必要である。

 

(問2)注意事項:輝度調整つまみを反時計方向一杯に回しておくこと。
理由:次回にレーダーを動作させたとき、もし、スイープ回路等に故障があると、(この故障は、レーダーをONからOFF又はOFFからONしたときに発生することが最も多い。)CRTの中心に輝点だけが現れる。これを長くそのままにしておくと、CRTの中心付近の螢光面を焼いてしまうおそれがある。したがって、輝度調整つまみを反時計方向一杯に回しておけば、それを防ぐことができる。

 

(問3)片目をつむって映像画をのぞくと目がガラスに映っているので、その瞳の中心がカーソルの中心にあるようにしながら、そのとき同時に、その中心の真下にスイープの起点が来るようにオフセンター用の各つまみを調整して、位置を決定する。

 

第7章

(問1)(1)ドライバー等で、マグネトロン用の磁石のN−S間を短絡して

 

 

 

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